ワキガは、漢字で書くと腋臭となり、何だか仰々しい印象があります。
このワキガ対策に手術を受けるという人がいるようです。
汗を分泌する汗腺は2種類ありますが、そのうちワキガに関係する汗腺はアポクリン汗腺です。
脇の下や乳りん、外耳道など、特定の場所に集中し細菌によって分解されると臭いを発します。
その独特の臭気をワキガ臭と呼んでいます。
エクリン汗腺の汗は水と塩分で構成されるさらさらの汗ですが、アボクリン汗腺の汗は脂肪酸や鉄分や尿素やアンモニアなどを含む、とろみのある汗です。
アボクリン汗腺の数は個人差があるため、多い人はワキガ体質と呼ばれるようになりますが、欧米ではワキガ体質が珍しくなくコンプレックスの原因にはなりません。
ワキガ体質に悩む日本人がいるのは、基本的に日本人はワキガが少ない体質がほとんどだからでしょう。
何点か、ワキガの手術方法についてご紹介しましょう。
ワキガの手術方法の中に、マイクロリムーブ法と呼ばれるものがあります。
これは、特殊な治療器を腋の下をしわに沿って7ミリ程度切開し、挿入して放射状にまんべんなくアボクリン汗腺を取り除き、ワキガを治療するというものです。
この方法で行うワキガ手術は、外来だけで比較的簡単に手術を受けることができ、局部麻酔で行われるので安心です。
ほかにワキガの手術としては、皮下組織削除法によるものがあり、特殊な機器で皮膚の裏側から汗腺を削り取っていくというものです。
これは、現在最も広く行われているワキガ手術の方法の1つだといいます。
熟練した医師でないと不完全になることがあるようです。
傷が2ミリと小さく、効果も確実ですが、汗腺の残存の確認ができないことがその理由です。
汗腺の残存の確認はマイクロリムーブ法の欠点ですが、それを内視鏡を用いることで解決したのがスーパーリムーブ法といわれるものです。
これによりマイクロリムーブ法でも確実な効果が得られるようになりました。
実際にワキガ手術を受ける場合には、クリニックをどのような基準で選ぶべきなのでしょう。
事実として、あらかじめ患者の側から医師の腕やクリニックの体制を調べることは難しいといえます。
ですから是非覚えておきたいことは、ワキガ手術を担当する医師が日本美容外科学会の専門医であるかどうかが、ワキガ手術において参考になる目安だといえることです。
さらに選択のポイントは、勤務歴が美容外科クリニックにおいて長いかどうか、医師が壮年であるかどうかです。
避けたいのは若過ぎる医師や年配の医師です。
クリニックが認定医療機関であって、ワキガの症例件数が多いかどうかもチェックしましょう。
何の手術でも、ワキガ手術に限らないことですが、技術は一定数をこなしていなければ上達しないものです。
症例数と実力は比例するという統計が、一般外科のデータとしての病院ランキングでも見ることができます。
いろいろな面で充実したクリニックであるかどうかも、チェックしましょう。